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それについて書くことがあれば努力クラブについて書くブログです。 しかし、書くことがなければ気分によってのそれなりの記事を書くことになると思います。 よろしくお願いします。
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合田さんに挟み込まれた。
めげずに続けようと思う。



今夜は新谷大輝くんです。
新谷くんを初めて見たのは忘れもせぬ2012年、第2回京都学生演劇祭で上演された演劇実験室下鴨劇場の芝居でした。
そのとき新谷くんは茶髪で、とても爽やかな見た目の好青年といったビジュアルに客席の僕からは見えたのですが、その好青年が何の前触れもなく「アナルファック」とだけ呟くのでした。
その一言で客席の100人近いお客さんは凍りつきます。
しゃべる者は1人もいないものの、客席全体が静かにどよめくのが肌に感じられます。
そしてそのまま新谷くんは動かず、時間は過ぎていきます。
僕を含めた100人近いお客さんは、静かな不安に苛まれていきます。
長い沈黙のあと、新谷くんはまた「アナルファック」と呟いて黙ります。


僕にとってそのコント作品はとんでもなく衝撃的なものでした。
新谷くんという役者は、見ていてもその手の内がほとんど読めません。
次にどんな攻撃を仕掛けてくるか分からない恐ろしさがあります。
しかも、その恐ろしさが凶悪なビジュアルの人間から伝わってくるのなら、まだこちらとしても心の準備をすることはできましょう。
しかし新谷くんの見た目は、爽やかな好青年なのです。
一目見ただけで心を許してしまうチャーミングさです。
新谷くんは、そんなふうに相手の心の隙を誘い出し、突然「アナルファック」と呟いて客席に襲いかかるのです。
恐ろしい。まるでサバンナの猛獣さながらです。


そうは書いたものの、新谷くんは普段は話しやすくてめちゃくちゃお人好しのいい人です。
将来のこともしっかり考えていて、立派な人だなあと思います。
しかしだからこそ恐いのです。
そのような新谷くんの戦法を知っている僕であっても、つい心を許してしまい、稽古中になんとなく新谷くんの芝居を見ていてハッと気づいたときにはニヤニヤさせられているのです。


皆様もぜひ新谷くんの華麗な攻撃を体験しにご来場くださいませ!
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