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それについて書くことがあれば努力クラブについて書くブログです。 しかし、書くことがなければ気分によってのそれなりの記事を書くことになると思います。 よろしくお願いします。
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ババア稲妻と呼ばれたかった。

ババア稲妻のように速く。
ババア稲妻のように眩しく。
ババア稲妻のように圧倒的で。
ババア稲妻のように時には幸福を知らせ。
ババアはそんな稲妻のようになりたかった。
ババアは唐突にババアと呼ばれる以前のことを思い出す。

そこは大きな沼だった。
普段なら誰も近づくこともないその場所に若かりし頃のババアはいた。
ある噂をふと耳にしたためであった。
その噂は果たして信じる者がいるのであろうかと思われるようなひどい噂であったが、若かりし頃のババアはその噂を信じてみることにしたのだった。
信じてみるというより賭けたといった方が正しいかもしれない。
若かりし頃のババアはその噂にかけたのだ。
若かりし頃のババアは高鳴る胸を押さえて。
若かりし頃のババアは裏切られるであろう将来にきっと絶望の準備をして。
若かりし頃のババアはそれでもどうしても期待してしまう。
若かりし頃のババアは吐き出しても吐き出しても口の中に残る砂を噛んできたこれまでのことを思って。
そこは大きな沼だった。
空には曇天たちこめ、霧のせいで視界が悪い。
嵐の前の静けさか。
突然の轟音。
稲妻
すると沼から巨大なが今にも泣き出しそうな天に向かって飛翔していく。
鉛色の雲の合間を縫いながらは大きな声で鳴いた。
地響きだけ残してそれから見えなくなってしまった。
大雨。
大雨。
大雨。
ババアは雨に打たれながら、立ち尽くしていた。
噂は本当だったのだ。
そんなことよりもなんとの美しかったことか。

ババアは立ち上がった。
ババア稲妻と呼ばれるためには努力は当然であった。
ババアは毎朝走った。
ババアは毎日鍛えた。
ババアは毎晩メンタルトレーニングを始めた。
ババア稲妻と呼ばれるためにはなんでもした。

必ず努力は実る。
ババアは近所の小学生達からこう呼ばれることとなった。

Babar  is  Rolling Sunder.
Babar is INAZUMA.
Babar! INAZUMA! wow! wow!
Babar! INAZUMA! wow! wow!
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