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それについて書くことがあれば努力クラブについて書くブログです。 しかし、書くことがなければ気分によってのそれなりの記事を書くことになると思います。 よろしくお願いします。
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小屋入り1日目でした。
照明も舞台美術も、とてもいい感じに仕上がりました。
スタッフの皆様ありがとうございます!!



ピンク地底人2号さんを紹介します。
このキャスト紹介は、3年前のピンク地底人の公演『ある光』で2号さんがやっておられるのを参考にやっている面が多分にあります。
2号さんの人の見方がおもしろくて、更新されるたびにチェックしていました。
そのような面白な人の見方に僕の紹介文がなれているかどうかは甚だ疑問ではありますが、なんとか自分を騙し騙し書き進めて参りました。
僕はだんだん人を紹介する語彙を使い果たしてきたなあ、という気がしてきています。
キタノさんの紹介はウトウトしながら書いてしまったし、大石くんのは自分でも「よく分からないことを書いてしまったなあ」と思いながらアップしてしまいました。
すみません。
しかし、2号さんがしていたキャスト紹介を思い出すたびに、いやいやこんなところで挫けてなるものかと熱いものが込み上げてくるのを感じます。
偉大な先輩です。


2号さんはオシャレをして稽古場に来られます。
2号さんにカメラを向けると高確率で中指を立てられます。
2号さんは稽古場で「あ、おならが出る」と言ってからおならをされたことがあります。
稽古場でふとした瞬間に2号さんのスカートの中のパンツが覗いているのを見てしまったこともあります。
今日場当たり(リハーサルみたいなやつの業界用語)をしているとき、2号さんは「なんか緊張するわ〜」と言っておられました。
女優として数々の試練を乗り越えてこられたであろう2号さんであっても、緊張するのだなあと思います。
いや、だからこそ数々の試練を乗り越えることができたのでしょうか。
2号さんの稽古場での態度を見るに、じつはこの人はものすごく誠実な人なのだなあと思います。
僕なんか、いろんなことをよくサボりがちなので、見習いたい先輩だぜ、と思います。
ううむ、なんだか見習うところばかりだなあ。


嗚呼、いよいよほんとにもうすぐ『魔王城』の初日だでよ。
地底人も出てくる魔王城をどうかお楽しみにー!!
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合田さんに挟み込まれた。
めげずに続けようと思う。



今夜は新谷大輝くんです。
新谷くんを初めて見たのは忘れもせぬ2012年、第2回京都学生演劇祭で上演された演劇実験室下鴨劇場の芝居でした。
そのとき新谷くんは茶髪で、とても爽やかな見た目の好青年といったビジュアルに客席の僕からは見えたのですが、その好青年が何の前触れもなく「アナルファック」とだけ呟くのでした。
その一言で客席の100人近いお客さんは凍りつきます。
しゃべる者は1人もいないものの、客席全体が静かにどよめくのが肌に感じられます。
そしてそのまま新谷くんは動かず、時間は過ぎていきます。
僕を含めた100人近いお客さんは、静かな不安に苛まれていきます。
長い沈黙のあと、新谷くんはまた「アナルファック」と呟いて黙ります。


僕にとってそのコント作品はとんでもなく衝撃的なものでした。
新谷くんという役者は、見ていてもその手の内がほとんど読めません。
次にどんな攻撃を仕掛けてくるか分からない恐ろしさがあります。
しかも、その恐ろしさが凶悪なビジュアルの人間から伝わってくるのなら、まだこちらとしても心の準備をすることはできましょう。
しかし新谷くんの見た目は、爽やかな好青年なのです。
一目見ただけで心を許してしまうチャーミングさです。
新谷くんは、そんなふうに相手の心の隙を誘い出し、突然「アナルファック」と呟いて客席に襲いかかるのです。
恐ろしい。まるでサバンナの猛獣さながらです。


そうは書いたものの、新谷くんは普段は話しやすくてめちゃくちゃお人好しのいい人です。
将来のこともしっかり考えていて、立派な人だなあと思います。
しかしだからこそ恐いのです。
そのような新谷くんの戦法を知っている僕であっても、つい心を許してしまい、稽古中になんとなく新谷くんの芝居を見ていてハッと気づいたときにはニヤニヤさせられているのです。


皆様もぜひ新谷くんの華麗な攻撃を体験しにご来場くださいませ!

日付変わりまして昨日は、劇場入り前の最後の通し稽古でした。
魔王城、手応えを感じる出来になってきました。
もう1日だけ調整の稽古をしてからアトリエ劇研に入ります。
初日が楽しみ。





大石英史くんを紹介しましょう。
大石くんは、努力クラブの前回の本公演『深い緑がねじれる』で初めて出てもらって、今回で2回めの出演です。
前回公演のときに、僕と好きな音楽がわりと似ていることが分かったので、『魔王城』の稽古場でお互いCDの貸し合いっこをしました。
そんなことをするのは高校生のとき以来だったので、高校生のときに感じていた「CD貸してくれたのは嬉しいけど、これがぜんぜん良くなかったらあの人のこと嫌いになっちゃうなあ」みたいな緊張感を思い出しました。
しかし大石くんの貸してくれるCDが全くのハズレ無しだったことを受けて、僕は大石くんのセンスは全面的に信用するようになりました。
今のところ僕にとっては大石くんがオススメしてくれるものは百発百中です。
公演が終わったら、大石くんのオススメの映画とか本とかを根掘り葉掘り聞き出してみようと思っています。
楽しみだなあ。


大石くんとは、3年前の夏、奈良の山奥で出会いました。(こう書くとすっごくいい出会い方だなあ)
当時僕は「1週間奈良の山奥にこもって芝居を作りましょう」という企画に参加していて、大石くんも同じ企画に参加していたのでした。
奈良の山奥では、参加者みんなが大石くんの演技のマジで一挙手一投足に爆笑しながら見ていた記憶があります。
この世には「あの人だけにしか出せないあの感じ」みたいなものが存在するじゃないですか。
この世の1人1人それぞれだけが所有している歴史とか思想とか肉体とか、みたいなものが存在するじゃないですか。
存在しているはずじゃないですか。
これ以降「この世の1人1人それぞれだけが所有している歴史とか思想とか肉体とか」=「この世の1人1人それぞれだけが所有しているあの感じ」を「個人所有物」と略しましょう。
大石くんの場合、その「個人所有物」の総量が、この世の人たちの平均値をはるかに上回っているように思います。
この世の人たちの平均値より濃ゆい歴史とか思想とか肉体を保持して今まで生きてきたのではないか、と僕には思われます。
おそらく、一般的にはそういった濃ゆい所有物は、生きていく中で少なからず薄れていくものだと思うのですが、大石くんの「個人所有物」は濃ゆいまま保たれています。
そして、その濃ゆい「個人所有物」が結実して「大石くんにしか出せないあの感じ」を手に入れ、役者として舞台に立つときに、そのエネルギーを自在に放出させる術を心得ているのではないかと思います。
つまり面白いんです。かつテクニカルです。えらいこっちゃです。


大石くんだけが持つ濃ゆい歴史とか思想とか肉体とかを見に、魔王城へお越しくださいませ!

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