これから行き詰まったときに見返すためのメモ（万能ではない）

自分という人間の駄目さを思い出す。
うまいこといっているときはそんなこと思い出す暇もなく、「いや、僕だってなかなかいけるやん」なんか思うのやけれども。
今はまずいこといってる。
ああ、「まずいなあ」って思っている。

人と話す機会がどんどんなくなって、ずっと部屋に一人で、外出もせず、テレビやら読書やら脚本を書いたり、それから風邪をひいたりして、そしたらますます家の中に閉じこもって、収入がないものだから不安でたまらなく、両親にお願いするのもこうやって何度もしているうちにだんだん申し訳なくなってきたりして、体調も悪いし人と会うとどうしても出費があるし、しかも会話だっていつの間にか下手糞になっているし。
自分という存在が、この世界に対してなんの影響も与えられないんじゃないかという不安が頭をチクチク侵攻していっているなあって冷静に。存在しているのかどうかもわからなくなってきてしまっている。存在していない方が楽なのになあっていう、今まで何度も通ったことの最悪のパターンを踏襲している。滑稽やなあ、しかし。存在していないのやったら、この重たい苦みはなんやねん。存在してないなら、この苦味もろとも。

問題なのは語尾なのであって、どういう語尾をくっつければ失礼にあたらないのかっていうのは、頭の中で文章を作って、口から吐き出すときに、語尾だけ作らずに、或いは置いてけぼりになってしまって、頭からにょろりと口から吐き出されてから語尾を考えるから、テンポとかのどごしみたいなのが、さっぱりわやになってしまう。頭がよければそういうこともないのやろうけどなあ。
っていう、この慰めもし過ぎてもはや効力なし。ギャフン。

頭良ければなあ、それか、もっと頭悪ければなあ、なんて中途半端に頭が良いからなあ。愚か過ぎて笑うことすらできへんわ。

２月の公演。今台本書いてるけど、面白くなりそうです。面白くなれ。面白くするぞ。すごいものをつくるぞ。

近況

隣人を避けてさらにとなりの部屋に移ることで、無事引っ越しが終わりました。
合田団地さん、手伝ってくれてありがとうございました。

近状

やっとこさで新しく引っ越した家も、荷物を運び終えて有頂天になっていた直後からお隣さんから信じられないようなものすごい罵声と、部屋中をどたばた暴れ回る物音と、今まで聞いたこともないような悲痛の嗚咽が聞こえてきて、たまらずマンションを飛び出し、へこみにへこんでから、不動産屋さんに相談に行って、けっきょくさらにもうひとつ隣りの部屋に移ることにした。もはや何も信じられなくなってきているけど、今度の部屋にこそ落ち着きたいなあと神に祈る気持ち。7年間暮らしたアパートも引き払ってしまってもう出入りできないし、いよいよ身寄りがなくなりそうな気分。それに中学生たちに台本を書かないといけないし、ふつうユニットの旅行者感覚の欠落のこともゆっくり考えたいし。とにかく家が欲しいんじゃぼけ。あ、来年2月にやる努力クラブの本公演『深い緑がねじれる』も、今いろいろ準備中。劇団員一同、「とにかくすごいものを作ろう」という目標のもと、エンヤコラしている。とにかくすごいものを作ると公言したからには、とにかくすごいものを作らないといけないので大変です。とにかくものすごいもの目指してエンヤコラします。エンヤコラ、エンヤコラ。家が欲しい。